lapin666’s blog

海外ドラマと映画

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『来る』ホラー映画

久しぶりに満足のいくホラーをみた

 

    来る  原題•ぼぎわんが来る

 

   公開時、リリース時にも見ずにいました。

 

   正直、みるまではなめてかかっていた節がありました。

 

   すみません!ぼぎわん   中島監督

 

    レビューとかで絶賛される敬遠してしまう性格ですから。

    

    今回見た映画「来る」は起承転結がしっかりしていて、

    お話として愉しめました。

    

    見る前のイメージ

    主役?の妻夫木さん、黒木さんがこわいものと闘って

    平穏な日々が戻ってきたハッピーエンド

 

     

     見たあと (ネタバレあり)

     主役の夫婦は結果ふたりとも死んじゃう。

     ぼぎさん結構つよいもので、各界の霊能者が集結!!!!

     

     感想というか、テンション上がった場面と、

     気落ちしてしまう場面

     両方ありました。

    

     前半の夫婦のパート、子供はいませんが、

     常時いらっとしました!!!!

     なんだろう、自覚のないモラハラというか。

     妻を追いつめる狂気がうまく描かれていると思いました。

      

     正体のはっきりしている個体としてはあまりでてこず

     (貞子のようにどーんとでてきて驚かすのではなく

       黒っぽい影としてガラス越しにきたり)

       

       正体不明のぼぎわん、なるもの。

 

     終盤の

 

    松たか子  柴田理恵

     JK

 

              かっこよすぎ!!!

 

      十代のときにもしも、みていたら

      

     確実に影響を受けていたと思うし 

     松たか子さんに憧れて真似とかしてたと思います

     

    それぐらいかっこいい!!!!  

    

    始めのシーンで、 うそつきだから、つれていかれるよ。

    と言われる場面があって。  

    

     それは外面がよくって、イクメンといいつつ、

 

     家事は一切妻に任せきりで、ブログでやたらと協力的な理想のパパをアピールしている姿そのものだなあと。

    

     妻の黒木華さん演じる香奈も、

     自分を苦しめたものと、距離をおいても

      結局はソレに縛られて、一番「なりたくない姿」

 である自身の母と似たようなことを娘にしてしまう負の連鎖も描かれていました。

 

香奈の母、離婚後に香奈にかけた電話で、助けに成ろうと連絡していたのではないでしょうか。とちゅうで電話切られるけど。

   親と子の受け取り方って残酷なくらいに異なりますからね。  

 

   毒親なんてワードが出来る以前から、家族問題の自助グループに行ったりしていたので、そこで学んだ知識です。

   特に親子関係になんらかの問題があった場合、

   その問題(精神的虐待、ネグレクトなど)が浮き彫りになるのって自分に子供ができたときだそうです。

   

   子を持って、愛そう、大事にしよう!と思い。いざやってみると手を挙げてしまう。子の言動に納得がいかず認められない。

 

   よくあるのが、自分は普通の家庭で育ってしあわせだった。

    が、子供に接するうちに、自分が親にされたことをだんだんと思い出してきて

    辛い体験にはじめて気がついた、なんてケース、実は多いのです。

 

    つらかった当時はたえることが、ネグレクトされていることが自身にとっての

    (ふつう)だったから、極端な話、叩かれて育ち、子どもはたたくと言うことをきくもの、と誤学習してしまうんですね。

    これが虐待の連鎖というもの。

    まさに【来る】でえがかれたことは、みのまわりで起きていると思ったほうがいい。

 

   めんどうをみてくれない親のネグレクト、はあとが目に見えるかたちで残りません。

 

  が、のちのち大人に成って影響してくる。

   いちばん現実味のあるホラー映画だ、と感じました。

   過去に悲しい経験のある方は鑑賞注意です。